「生きる力を育む介護」のフレーズに惹かれてだんらんの家へ
転職前は、4年間老人保健施設でパートとして働いていました。介護業界の仕事を選んだのは、自分の生活に合った仕事が他になかったから。当時は介護の仕事に特段の思い入れはなかったですね。
その職場では「パートは仕事ができない」という扱いで、あまりよい雰囲気ではありませんでした。あの頃、逆の立場だったらパートさんを大事したい、と思っていたことは今も忘れていません。
正社員で働きたいな…と、就職情報誌を立ち読みしていたら「生きる力を育む介護」というキャッチフレーズが目に飛び込んできました。今考えれば利用者様向けの言葉ですが、自分にも何かヒントがあるんじゃないかな?と感じたんです。「おもしろい、ここなら自分もイキイキ働けるかもしれない」と。
相談相手になってくれる人を発見して気づいたこと
フランチャイズ運営でも、だんらんの家のスタッフは、本社で毎月開催のセミナーで西村会長のお話しが聞けます。私は初回で虜になってしまって(笑)以来、毎回一番前の席で聞いてます。(今は誰も信じてくれませんけど)もともと引っ込み思案で、コミュニケーションが苦手だった私ですが、大きな影響を与えてもらいました。
影響力といえばもう一人、誰より頼りにしている上司が、人事の部長です。…これまでいろいろありました(笑)2014年にフランチャイズから直営施設に変わり、それ以降も施設管理者として奮闘を続けていた頃。デイサービスの利用者様は多いのに、なぜかスタッフの人繰りがうまくいきません。自分で決断して何とかしなければ、とそれこそ髪と心身を振り乱していました。
2018年、一緒にやっていけそうだと思っていた社員が突然辞めてしまったとき、「安心していたのに」という部長の言葉でハッと目が覚めたんです。「私はこの人を不安にさせていたんだ」と気づき、これじゃいけない!と考え方が大きく変わりました。
それからというもの、なんでも部長に相談するようになりました。自分よりも経験値の高い人に聞く、という単純なことで劇的な変化があったんです。時間を割いて相談に乗ってくれる人がいる安心感は、相手を心配させないように成長したい!というモチベーションになっています。