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介護職の人間関係の悩みとは?同僚、利用者、ご家族…相手別のお悩みあるあると解決のヒント
介護の仕事における大きな悩みのひとつが「人間関係」です。利用者様本人はもちろんそのご家族、上司や同僚など多くの人と関わる仕事だけに、全て問題なし!という方は少ないかもしれません。
人間関係は、ひとたび辛くなると「介護の仕事は好きなのに続けられない」となってしまうこともあります。そこで、人間関係のお悩みごとの原因を整理し、ポジティブに解決できるヒントを探ってみたいと思います。
1. 同僚や上司との関係
一緒に働く仲間との関係がうまくいかないと、仕事がすすめづらくなります。利用者様に良いケアを提供したいと思う人ほど、同僚との軋轢に悩む方も多いようです。
- コミュニケーション不足:忙しい職場環境では、同僚や上司との意思疎通が不足しがちです。これが誤解やミスを招き、人間関係のトラブルの原因となることがあります。
- 派閥やグループ分け:職場内で派閥が形成されると、特定のグループに属さない人が孤立したり、ストレスを感じたりすることがあります。
- 上司との関係:上司からの指示や評価が一方的である場合、部下が不満を感じることがあります。また、上司が不公平な扱いをしていると感じることも問題です。
- 価値観の違い:介護に対する価値観やアプローチが異なる場合、同僚間での意見の対立が生じることがあります。
2. 利用者様との関係
お客様である利用者様ですが、認知症などで感情のコントロールがしづらい方もいらっしゃいます。敬意を持ち、親身になりながらも踏み込み過ぎない距離感が重要になります。
- 感情的な負担:利用者やその家族からの感情的な要求やクレームに対応することが頻繁にあります。これが積み重なるとストレスや疲労感が増し、人間関係の悩みとして感じられます。
- 適切な距離感:利用者に対して親身に対応することが求められる一方で、プロフェッショナルとしての適切な距離を保つことが難しいと感じることがあります。
3. ご家族との関係
利用者様ご本人が満足していても、そのご家族のなかには別の期待やニーズがある場合もあります。できることとできないことの切り分けと、納得感づくりが大切です。
- 家族の理解不足:利用者の家族が介護の現実や限界を理解していない場合、過剰な期待や無理な要求が生じることがあります。これが介護職のストレスの原因となります。
- 感謝の欠如:介護職が家族からの感謝や理解を感じられない場合、やりがいやモチベーションが低下します。
職場環境の問題と解決策
関係する「人」の問題ではなく、環境や仕組みに起因するストレスもあります。
- チームワークの不足:チームとしての連携が取れていないと、業務が円滑に進まず、個々のスタッフに負担がかかります。これが原因で同僚間のトラブルが発生することがあります。
- 属人的な仕事の仕方:仕事のすすめ方が人によってまちまちで属人的に対応していると、サービスの均質化ができずトラブルの元になります。
解決策として考えられるのは、コミュニケーションの活性化です。利用者様やご家族に直接働きかけるのは難しいかもしれませんが、同僚や上司との関係は改善できる可能性があります。
介護職は人の役に立てるやりがいのある仕事である反面、身体的・精神的な負担もあります。時に感じるストレスをうまくガス抜きをするためにも、困りごとや悩みを話のできる同僚や上司と共有してみてはいかがでしょう。
特に介護現場のリーダーの役割が重要です。メンバー間の誤解や孤立感を生じさせず、公平で協力的な環境になるような職場環境の改善により、離職者を出さず安定した業務が可能になります。
人手不足が深刻な介護業界。介護職としての働き手が安心して長く仕事を続けられるような職場のコミュニケーション促進、サポート体制の強化が求められています。