「だんらんの家」は一日の最大利用定員が10名までの小規模デイサービスです。
民家を改装したアットホームな施設を全国各地(東京、千葉、埼玉、神奈川、山梨、栃木、福島、新潟、静岡、愛知、岐阜、石川、大阪、滋賀、兵庫、奈良、三重、岡山、長崎、福岡、大分/24年4月時点)に展開しています。
介護職員、 生活相談員、 機能訓練指導員、 施設管理者、 送迎ドライバーなどの正社員およびパートの職員を募集しています。ぜひ、求人情報をご覧ください。
掃除や庭のお手入れ…デイサービスで支える高齢者のADL(日常生活動作)
デイサービスは、入浴介助や食事介助などの介護サービスの提供だけではなく、高齢者に生きる活力をもたらし、ADL(日常生活動作)の向上を促す場としての役割を果たしています。
小規模デイサービス「だんらんの家」での具体例をもとに高齢者のADL向上におけるデイサービスの新たなアプローチを探ります。
ADL(日常生活動作)って何 ?
ADL(Activities of Daily Living)とは、日常生活に必要な活動の能力を指します。
歩行や食事、服の着脱、排泄など基本的な日常の動作能力が含まれます。
ADLの低下を防ぐためには、食事や定期的な運動といった生活習慣を整えることに加え、自分の役割を意識できる環境を作り、モチベーションを維持してもらうことも大切です。
加齢や持病により周囲のサポートを必要とする場面が多くなったからといって、すべてを代わりに行ってしまうと、物事を判断したり、ひとりでできるはずの家事もできなくなってしまう場合があります 。
掃除や食器拭き、普通の家事が元気をもたらす
デイサービスには比較的介護度が低い高齢者の方が通われています。
ひとりひとりをよく観察して、できること、できないことを見極めることが重要です。
高齢者にとって、自然に体を動かせる掃除や庭のお手入れなどは運動量を増やし、筋力や体力を向上させ、日常生活動作(ADL)の改善につながります。
また、周囲からの「ありがとう」という感謝の言葉によって「自分にもできる、役に立てる」と自信や自尊心が生まれる効果もあります。
デイサービス内で言葉少なめだった方が、食器拭きや庭仕事をきっかけに、職員やほかの利用者様と積極的にコミュニケーションを楽しむようになったケースもあります。
デイサービス「だんらんの家」での取組み
「だんらんの家」は利用者様に自宅で過ごすようなアットホームな雰囲気を提供する、一日の最大定員10名の小規模デイサービスです。
食事の準備や洗濯、庭仕事などを利用者様と一緒に行うことで日常生活のなかに生きがいや楽しみを見出していただくことを目指しています。
たとえば「だんらんの家 菅野」では広い庭できゅうり、ピーマン、スナップえんどうなどの野菜を栽培しています。
土づくりや種まき、日々の水まきも利用者様の担当です。「昔は畑仕事をしてたんだよ」とイキイキとした表情で話してくれた方もいたそうです 。
こちらは「だんらんの家 新小岩」の日常風景です。食事の後はみなさんで食器の片付け!職員が洗った食器をひとつひとつ丁寧に拭いています。
手を動かすことは機能訓練の一環にもなり、拭き残しがないか確認したり、同じ食器でまとめる作業は脳を使う活動にもなります 。
利用者様に起こった、うれしい変化
「だんらんの家」のある事業所では、認知症の利用者様とふたりで暮らしている娘さんから感謝のお手紙が届いたそうです。
そこには「仕事で帰宅が遅くなりがちなのですが、ある日、帰宅したら母が洗濯をしてすべて干してくれていました。
自分から家事をすることはできなくなっていたのに、デイサービスの効果はすごい、とても感動しました」という言葉が綴られていたそうです 。
家庭の日常生活に近い環境のデイサービスは、自然に高齢者のADL(日常生活動作)を維持・向上させる場として期待されます。
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