「だんらんの家」は一日の最大利用定員が10名までの小規模デイサービスです。
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無資格の人におすすめ!無料で学べる「介護に関する入門的研修」って何?
高齢化が進むなか、介護が必要な人々の数は増加の一途をたどっています。その一方で介護の現場で働く人材は十分に確保されていません。
こうした状況を受け、厚生労働省は介護に携わる人材確保のためさまざまな取組みを行っています。そのひとつが「介護に関する入門的研修」です。資格がないため介護業界への一歩を踏み出すことに不安を感じている方々にとっての入り口となりうる「介護に関する入門的研修」について詳しくご紹介します。
「介護に関する入門的研修」の目的とは?
「介護に関する入門的研修」は主に介護未経験者や介護に関する資格をもっていない方を対象としています。介護の仕事に興味があるものの何から始めればよいかわからない方や、他業種からの転職を検討している方におすすめです。
研修は都道府県や市区町村、または委託を受けた民間団体で実施されており、基本的に無料で受講できます。ただし、受講先によって費用が発生する場合もあるため事前に確認が必要です。
介護施設への就職サポートもあり
「介護に関する入門的研修」では介護に関する基礎知識を中心に幅広く学びます。たとえば、東京都文京区では無料で受講でき、研修修了後には区内の介護施設などへの就職サポートも受けられます。研修は基礎講座が3時間、入門講座が18時間の合計21時間で構成されています。受講先によっては基礎講座のみ受講できる場合もあります。
「介護に関する入門的研修」でどんなことを学ぶの?
この研修は、介護現場で必要な基礎知識を段階的に習得できるようになっています。
基礎講座では介護保険制度の概要や、介護休業制度など仕事と介護の両立支援制度の概要など介護に関する基礎知識を学ぶほか、介護の基本として、介護における安全な体の動かし方や、介護予防・認知症予防に役立つ体操などを学びます。
入門講座では、さらに具体的な介護の方法や関連知識を学びます。
基本的な介護の方法
介護職の役割や専門性、老化に伴う心身の変化、高齢者の健康維持に関する知識を学びます。また、生活支援技術として食事・口腔清潔、排泄、入浴・清潔保持、着脱、整容、移動・移乗などの基本的な技術を習得します。
認知症の理解
認知症を取り巻く状況から始まり、認知症の種類や症状、生活上の障害など基礎知識を学びます。さらに、認知症の中核症状やBPSD(行動・心理症状)にともなう日常生活への影響、進行による変化や、認知症の方およびその家族への支援や関わり方を学習します。
障害の理解
障害の概念や障害者福祉の理念、障害特性について理解を深め、障害児者およびその家族への支援や関わり方を学びます。
介護における安全確保
介護現場で起こりやすい事故や感染症など、リスクに対する予防や安全対策、発生した際の対応方法を学びます。また、介護職自身の健康管理、腰痛予防、手洗いやうがい、感染症対策についても重要な知識を身につけます。
「介護に関する入門的研修」を受講するメリット
介護関連の資格をもっていなくても、介護施設で働くことはできます。「介護に関する入門的研修」で基礎知識を習得すれば、介護現場にはどのような業務があることがわかり、未経験でのチャレンジにまつわる不安を軽減できそうです。
さらに、この研修を通じて得た知識や経験は介護職員初任者研修や介護福祉士など、上位の資格を取得する際の基盤となります。都道府県によっては「介護に関する入門的研修」を受けることで介護職員初任者研修や生活援助従事者研修の科目の一部が免除される場合もあります。
「介護に関する入門的研修」は介護未経験者にとって介護の世界を知るよい機会です。無料で基礎から学ぶことができ、将来のキャリアにもつながるこの研修をぜひ活用してください。介護の現場で働く第一歩を「介護に関する入門的研修」から踏み出してみましょう。