
「だんらんの家」は一日の最大利用定員が10名までの小規模デイサービスです。
民家を改装したアットホームな施設を全国各地(東京、千葉、埼玉、神奈川、山梨、栃木、福島、新潟、静岡、愛知、岐阜、石川、大阪、滋賀、兵庫、奈良、三重、岡山、長崎、福岡、大分/24年4月時点)に展開しています。
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認知症の理解がテーマの「介護に関する入門的研修」3日目。前回は講師のお父様のせん妄エピソードとともに、認知症と類似した症状の違いを紹介しました。
続いて4つの認知症の主な原因疾患の特徴と対応策のお話です。原因の違いとともに症状の特徴があり、対応方法も異なるものだな、と感じました。
①アルツハイマー型認知症
厚生労働省の平成25年データによれば、67.6%を占める最もメジャーな認知症です。アミロイドβ等の異常なたんぱく質により、脳の萎縮がおこって発症します。診断は認知機能の評価と脳の画像検査で行います。
同じことを何度も聞いたり、最近のことを忘れる初期症状から徐々に進行して、時間や場所の感覚がなくなったり、状況に応じた判断が難しくなります。認知症の代名詞ともいえるアルツハイマー。対応に関する知見もたまっているので、アヤシイと思ったら専門家を頼るべしです!
②脳血管性認知症
19.5%を占める血管性認知症は、脳梗塞や脳出血によって発症します。発見と対策のタイミングによって後遺症の重さがかなり違うそうです。
言語障害や麻痺などとともに起きる認知症状はあっても、比較的日常生活は送りやすいですが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因のことが多く再発が多いそうな。生活習慣の見直しが必用とのことです。
③レビー小体型認知症
4.3%はレビー小体型認知症です。レビー小体と呼ばれる異常なたんぱく質が脳内に蓄積しておきるレビー小体病が原因です。特徴的かつ厄介なのが幻聴幻覚です。
「幻聴って怖いこと言うらしいんですよ。包丁を持って何かと戦ってる人がいる、と通報を受けて行ってみたら幻覚だろうとわかって、医療につないだことがありました。食べ物に虫がわいて見えるのもよくあるんですけど、辛い症状ですよね。50~60代の若さで発症される方が多くて、ご本人が語る症状をベースにVR体験なども開発されているようです」
④前頭側頭型認知症
1%が前頭側頭型認知症です。脳の前頭葉や側頭葉で神経細胞が減少して発症します。他の認知症では無くせる問題行動が、押さえづらいのが特徴です。
「この認知症はケアで対応するのが難しいです。一番難しいのは反社会的な行動。万引きしたり、人の物を勝手に使っても、なぜそれが悪いかを理解できず反省できません。早い段階で気づくと薬で症状が出ないようにできるそうです。
早く気づくサインのひとつが、毎日同じ行動の繰り返し。何があろうと毎日同じ時間に同じ行動を繰り返しておかしい、と気づいたら早期発見のチャンスです」
講師が繰り返し訴えていたのが、認知症の「早期に発見」「早期に専門家に相談」でした。早く対応を始めれば、認知症の進行を遅らせて、何より本人と家族のストレスを減らせると思います。
続く「認知症の理解」のお話は、「①中核症状」と「②行動・心理症状」について。ストレスをひきおこすのは主に②の行動・心理症状で、認知症専門デイサービスなどが頼りになることを教わりました。以前には「問題行動」と言われていた徘徊や不潔行為などにどう対応すればいいのでしょう?認知症のリアルなお話、続きます!
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