デイサービス「だんらんの家」転職・求人情報サイト

ブログ

認知症の原因となる4つの病気と違いとは?早期発見が適切な対応のカギ~50代からの介護研修体験記⑭

認知症の理解がテーマの「介護に関する入門的研修」3日目。前回は講師のお父様のせん妄エピソードとともに、認知症と類似した症状の違いを紹介しました。

続いて4つの認知症の主な原因疾患の特徴と対応策のお話です。原因の違いとともに症状の特徴があり、対応方法も異なるものだな、と感じました。

①アルツハイマー型認知症

厚生労働省の平成25年データによれば、67.6%を占める最もメジャーな認知症です。アミロイドβ等の異常なたんぱく質により、脳の萎縮がおこって発症します。診断は認知機能の評価と脳の画像検査で行います。

同じことを何度も聞いたり、最近のことを忘れる初期症状から徐々に進行して、時間や場所の感覚がなくなったり、状況に応じた判断が難しくなります。認知症の代名詞ともいえるアルツハイマー。対応に関する知見もたまっているので、アヤシイと思ったら専門家を頼るべしです!

②脳血管性認知症

19.5%を占める血管性認知症は、脳梗塞や脳出血によって発症します。発見と対策のタイミングによって後遺症の重さがかなり違うそうです。

言語障害や麻痺などとともに起きる認知症状はあっても、比較的日常生活は送りやすいですが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因のことが多く再発が多いそうな。生活習慣の見直しが必用とのことです。

③レビー小体型認知症

4.3%はレビー小体型認知症です。レビー小体と呼ばれる異常なたんぱく質が脳内に蓄積しておきるレビー小体病が原因です。特徴的かつ厄介なのが幻聴幻覚です。

④前頭側頭型認知症

1%が前頭側頭型認知症です。脳の前頭葉や側頭葉で神経細胞が減少して発症します。他の認知症では無くせる問題行動が、押さえづらいのが特徴です。

MCI(軽度認知症)段階での対応がキモ

講師が繰り返し訴えていたのが、認知症の「早期に発見」「早期に専門家に相談」でした。早く対応を始めれば、認知症の進行を遅らせて、何より本人と家族のストレスを減らせると思います。

続く「認知症の理解」のお話は、「①中核症状」と「②行動・心理症状」について。ストレスをひきおこすのは主に②の行動・心理症状で、認知症専門デイサービスなどが頼りになることを教わりました。以前には「問題行動」と言われていた徘徊や不潔行為などにどう対応すればいいのでしょう?認知症のリアルなお話、続きます!

Visited 8 times, 1 visit(s) today
サムネイル


「だんらんの家」は一日の最大利用定員が10名までの小規模デイサービスです。

民家を改装したアットホームな施設を全国各地(東京、千葉、埼玉、神奈川、山梨、栃木、福島、新潟、静岡、愛知、岐阜、石川、大阪、滋賀、兵庫、奈良、三重、岡山、長崎、福岡、大分/24年4月時点)に展開しています。

介護職員、 生活相談員、 機能訓練指導員、 施設管理者、 送迎ドライバーなどの正社員およびパートの職員を募集しています。ぜひ、求人情報をご覧ください。

関連記事

アーカイブ